3期生からの未来の後輩へのメッセージです。

今回、3期で実施した内容から、『ご自身が抱える「心理臨床面が含まれると考えられるケース」を洋子先生がコンサルするセッションを独立分離して開催』『指導個別コンサルテーションについては主として「キャリア領域」のケースを中心に実施』と決めたこともあり、メッセージも

➀指導スキルコンサル(3日)を受ける(受けたい)後輩へのメッセージ

②田中洋子先生の心理臨床がらみのケースの指導を受けた、共に勉強した感想(今後コンサルテーションを受

けたい方へのメッセージ)

を分けて書いていただいております(区別なく書かれた方のメッセージは番号を付けていません)

尚②の「心理臨床面が含まれるケース」のコンサルテーションは、指導スキルコンサルを終了してから受けることが出来ます。今回、指導スキルコンサル全体の中で限定された非常に短い時間での関わりでしたが、深く受講生の印象に残っています。心理臨床がらみで悩みをお持ちの方、どこで面接が行き詰っているのかがわからない方は、是非、指導コンサルを受講した後学んでください。

 

(注:受講生のそのままのメッセージに、田中春秋がアンダーラインをつけています)

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Tさん

➀カウンセリングの基本のフレームをもとに、指導者としてセッションを見る深さと幅を広げていただけたと思います。

申し込みをした時点からたくさんの試練がありましたが、指導者スキルのノウハウを学ぶだけではなく、自分のカウンセラーとしての姿勢も考えるきっかけになりました。先生の指導内容はもとより、一緒に受講する方からの学びも大きい内容でした。

資格や肩書はゴールではなく、一人のカウンセラー、指導者として、自分らしさを大事にしつつ日々学び続けている方がたくさんいることが、とても良い刺激になりました。慢心することなくこれからも常に学び続ける覚悟を持つことができた3日間でした。本当にありがとうございました。

②これまでクライアントから臨床心理の分野の相談があった時は、すぐにリファーをしていました。

自分が苦手として、無意識のうちに避けてきた部分でもあったと思います。

洋子先生のご指導は、苦しい部分もありましたが、その分得たものも大変大きかったです。

臨床心理の知識が無かったことで、クライアントの中に見えていなかったことがたくさんあり、もっと支援できたこともあったと気づきました

リファーについても、実践的な手順をご指導いただき、現場に活かすことができています

キャリアコンサルタントは、クライアントのためにも臨床心理の基本知識は持つことが必要だと強く思います。

洋子先生の指導をきっかけに、臨床心理の学びを深めるために自分から講習等に足を運ぶようになりました。ありがとうございました。

 

Sさん

濃密で学びの多い時間を過ごすことができました。3回の指導の中で課題だと、ご指摘いただいたところが同じだったことに、うすうす気づきながらも目を背けていた自分と対峙することができました。春秋先生のおっしゃる一言がすっと自分の中に入ってくるのが心地よくて、真摯に向き合う勇気をいただけました。そして新たな発見もありました。自分では枠を持って相談者の話など聴いていないと思っていましたが、しっかり枠を持って聴

いていることに気づかされました。これらの気づきに落ち込むのでなく、頑張るぞという元気を春秋先生に頂きました。

また、洋子先生の心理の側面からのアドバイスもとても勉強になりました。メンタル不調や発達障害を持っておられる方などに出会う機会が増えたような気がしていて、ある程度の知識が必要だと感じていました。キャリコンサルタントとして広い視野を持って話を聴くことの大切さを洋子先生のお話から学ぶことができました。これからも深く学んでいけたらと願っております。

そして何より春秋先生・洋子先生から、人としての姿勢を学ぶことができたことができたことが、私にとっての宝物でした。私もお二人の先生を目標にしてこれからもご指導を願いたいと思っております。

受講を考えておいでの皆様、ともに学ぶであろう方々と、新たな自分との出会いを楽しんでください。

春秋先生・洋子先生の大ファンの生徒より

 

Nさん

様々な視点から自分の特徴と課題を発見することができました。

「指導者として」「カウンセラーとして」「人として」に共通する自分自身の特徴と課題を見つけることができました。振り返ると研修選考の応募課題を作成するところから既に始まっていたように思います。自分と向き合い課題を発見することは痛みもありましたが、同時に嬉しさもありました。自分が指導者として何を伝えていくかの土台が明確になったことで実務での自分のあり方が変化したことを実感しています。また、具体的に次なる課題ができたことで、現在も新たな学びにチャレンジしている最中です。

さまざまな学習歴を持った仲間との学びにより、用語などの前提を見直すことができました。

・所属団体や活動領域などが自分と異なる学習歴や背景を持った仲間とセッションをすることは、自分自身が普段当たり前に使用していた用語の捉え方の違いなど、言葉の前提を改めて考え直すきっかけとなりました。今後、指導者として活動する上で、多くの捉え方を理解しておくことの大切さを体感できました

いつの日か成長した姿を見せることができるよう研鑽を重ねます。ありがとうございました。

 

Yさん

➀困っている人たちのよりよい支援をしたい、指導者としてのスキルを磨きたいと思って参加しましたが、一番見つめたのは自分のことでした。

自分の癖を知り、自身の課題を何度も問いかけ、時間をかけてじっくり自分に向き合っていく時間でした

支援の場に入っていると自分のことを後回しにすることが多かったので、春秋先生との時間は自己との対話の時間でもありました。

春秋先生は根拠(知性)と体感(感性)、具体と概念の両面からご指導をいただけるので、納得感が高いコンサルでした。

またマインド・スキル両面からじっくりと向き合い、的確に指導が入るので、大変勉強になります。

癖を修正するにはある程度時間がかかると思っていたので、長いスパンで指導していたけたことも有難かったです。

こちらに集まる仲間の皆様も素晴らしいと思いました。

同じ領域だったり、似たような特性だったり、抱えている課題が同じメンバーを組み合わせていただき、写し鏡として気づき、また違うアプローチで支援している姿をみて励みになりましたし視点が広がりました。

最後に、尊敬できる先生や仲間がいるところで学べることは幸せだと思いました。

人の生き方に繋がる仕事ですので、皆様もぜひご自身を活かしより良い支援のために学んでいただけたらと思います。

支援が難しいケースになればなるほど、病気に焦点をあてるのではなく、「人」に焦点をあてていく尊重の姿勢を洋子先生から教わりました

一方でクライエントの心理状況がどうなっているのか専門的視点から解説してもらい、心理領域の視点からクライエントを観る経験をさせていただきました。それによって自分の見方でしかクライエントを理解できていないことを知り、その危険性も感じましたし、アンテナを広く立てていく大切さを感じました。

心理臨床面における情報を提供していただき、大変勉強になっています。

洋子先生が、相手の話を聞くとき、対話するとき、解説するとき、ひとつひとつが相手の深いところを感じよう理解しようとする息遣いを感じました私自身が癒され、癒された感覚は今でも残っています

「本物の傾聴」これからの時代にとても必要とされているあり方だと私は思います。

最後に、尊敬できる先生や仲間がいるところで学べることは幸せだと思いました。

人の生き方に繋がる仕事ですので、皆様もぜひご自身を活かしより良い支援のために学んでいただけたらと思います。

 

Mさん

➀対人支援の指導者としての「在り方」と、そして1つのケースに基づく具体的な「関り方」を学びました

春秋先生、洋子先生、共に受講した方とのやり取りは、少し緊張感を感じつつも自分自身の盲点への気づきを得る、貴重な機会となりました。

自分のできていないところを認め、今後どのように伸ばせるかを具体的に知ることができる場所だと思います

②事例記録に基づいて、どの段階でどのような見立てができ、そしてキャリアコンサルタントとしてどのような関りができたかを検討する非常に有意義な機会でした。

持っている知識からアンテナを立て、目の前のクライアントの言葉や非言語情報をアセスメントする感度を多少なりとも高めることができたように思います。

そしてこれからもメンタル不調者の理解を深め、必要な知識を学んでいく重要性を実感しました。

 

Kさん

指導スキルコンサルの研修を通して、自分の何を改善しないといけないか。という、基(根本の原因)に自ずと向き合う時間となりました

また、他の講習と違い、田中先生の事前テストに合格したメンバーですので、レベル感も高く、今後の成長に関して、とても刺激を受け、自身のスキルよりを高めることに関して考えるきっかけにもなりました。

3日間は、本当に自分の課題に向き合い改善に関して取り組む期間となりましたが、振り返ってみれば、今、自然と改善するスキルが身についていることにビックリします。それがゆえに、仕事の幅も広がることになりました。本当にレベルをあげて頂きありがとうございます!!

 

Sさん

くじけそうになると、1ミリでも(WFサッカーのごとく)一歩でも成長したくなって、春秋先生と洋子先生、そして3期の皆さま方と学んだ一年のケースを思い出しています。

SVの指導法を学びつつも、プレイヤーとしての自身の成長の手がかりを味わえたからです。

ボルダリングのようにひとつひとつ掴み、揺られながらすすむ、掴み損ねて停滞しても、「何故だろう」と考える力が養えたようなセッションでした

「このクライアントには、なにか違う、ちょっと違和感があったんです」

「その感覚を大切にしましょう」と言っていただいた洋子先生のひと言から、かばんの奥にしまっていたケースが息を吹き返し、向き合える安堵と勇気をいただきました

根っこにある心理臨床的な要素を予見し、気付くだけでもカウンセリングはプロセスを踏み、誠実に応答をすすめていけることを知りました

春秋先生はクライアントの特徴を時に演じ、心の声に気づかせてくださいました

「神さまが出会わせてくれた大切なクライアントだね」

今、学んだら良いことをリュックに詰めて現れたクライアントだったのか、ありがとう。

ミストのような不安が立ち込める社会で、私達キャリコンが出来ることはなにか、明確にしていくことができるコンサルテーションだったと思っています。

「心理臨床面が含まれると考えられるケース」

洋子先生のセッション開催お知らせを楽しみにしています

 

Yさん

➀キャリアコンサルタントとしての成長という点に焦点があてられているので、事前課題、当日の先生や受講生の方とのやり取りがそこに集約され、すべてが学びになります。自分の間口を広げて参加すれば、得るものは大きくなると思います。

ハードですが、その分濃密で緊張感のあるトレーニングなので、自分の可能性をさらに高めたい人、自分の対人支援職としての「志」を立てたい人にはお勧めです。

僕はこの研修を受講することで「目指すべきキャリアコンサルタント象」が明確になりました

②クライアントの心理に焦点を当ててもらい、わかりやすい表現で丁寧に説明してもらったことで、学びが深まりました。キャリアコンサルティングはクライアントの「情」を捉え「理」へと伴走していくもので、相談の入口でクライアントの「情」を正しく捉えることが重要だということを実感することができました。それは現在の面談にも活かされています

4期ももう一度受講したい気持ちですが、洋子先生のコンサルテーションが受講できることを期待しています。よろしくお願いします。

 

Hさん

こんにちは。私は、第3期指導スキルコンサルテーション(3日間)を修了しました。

受講してみて、とても納得感、満足感そして達成感がありました。研修当日は、ケース事例を基に、田中先生の的確な進行、問い掛け、指摘、助言、考察などにより、クライエントは何に一番悩んでどういう状態なのか、それに対するキャリアコンサルタントの対応はどうだったのか、どこが改善点なのか等、ケース事例を紐解いていただきました。その結果、未だ経験の浅いキャリアコンサルタントをどのように助言・指導するのが良いのか、更には自身のカウンセリングスキルの課題が見えてきました

また、昨今は、クライエントが発達系の問題や心理面でストレスを抱える場面もあり、その対応に戸惑うことがあります。私のケース事例で、職場が変わって胃痛や胃もたれを訴えるクライエントに対し、田中洋子先生から、「機能性ディスペプシア」という症状のコメントをいただきました。また、他者の事例ケースで、上司や同僚お

よびお客様の話すことを一生懸命聞いているが相手の言うことが理解できないクライエントを、単に発達障害と決めつけてはいけないなど、的確かつ多面的視点からクライエントをアセスメントする必要性を学ぶことができました

本研修は、受講課題の提出が求められ内容の審査を受けて認定されれば受講に至ります。研修の当日の参加者は通常3~4名程度の少人数です。参加者それぞれがケース事例を持参し、参加者同士で指導役、相談役、観察者役を担いキャリアコンサルティングを実施します。その後、全員でケースを振り返りながら、先生や他の受講者から貴重なコメントがいただけます。自分のケース事例は勿論、他者のケース事例からもたくさんの学び、気づきが得られる、充実かつ濃厚の1日となります。しかも、研修本番前後には、事例ケース記録の作成、受講後のレポート作成などもあり、このサイクルを3回こなすことになります。先ずはこれらの過程を最後までやり抜く覚悟が必要ですが、これらの過程からも十分な学びが得られるものと確信します

キャリアコンサルティングスキルの更なる向上を目指すうえで本研修の参加をお薦めいたします。併せて、クライントに価値を提供できるキャリアコンサルタントを目指して一緒に切磋琢磨して高め合えれば嬉しいです。

 

Tさん

➀指導スキルとは何か、またCCとして指導者としての在り方を学びたいという動機で参加いたしました。

セッションを通じて自問自答する難しさや自分の力のなさ、狭い視野に深くへこむこともありましたが、そのもがきの中で自分にとってもやもやしていたことが晴れる大きな発見もありました

他の受講者の皆さまからの視点や実践方法も大変参考になりましたし、何より田中春秋先生の深い洞察力による指導は「そんなところまで!」という驚きとともに、まだまだ学ぶことはたくさんあるのだなと学ぶ喜びを実感させられるものでした。

受講後、すぐに変化!とまでは私の場合いきませんが、日々の業務にじわじわと落とし込まれているのが実感でき、自己効力感を高めるものとなっています

②洋子先生には1日しか指導を受ける機会がなかったのですが、目の前の受講者のみならず、そこにはいない相談者の本質まで表現するような深い見立てに感動しました。

そのとき自身にいただいた言葉は自分のライフテーマとして大切にしています

語り口も柔らかで肯定していただける言葉が染み入り、ほっとします

 

Nさん

➀指導スキルコンサルテーションを受講して、一番感じていることは、指導スキルを得るためにこんなに自分と向き合う必要があるのだということです。事例相談をする方の、内側を見るという事を始めて実感しました

完ぺきではなかったと思いますが、相手の内側が見えるということ苦しい状況を理解した時、涙が出ました

今までにない経験でしたので、私にとっては、最高の経験になりました。

春秋先生からの問いかけをもとに、何が問題なのか、事例相談者は何を求めているのか、難しい課題でしたが、

その解決の入り口を見ることができた研修でした。

皆さんもきっと、普段のお仕事の中だけでは見えない、机上の勉強だけでは味わえない体験ができると思います。

私も、とてもわくわくする時間でした。ぜひ、この研修を楽しんでください。

②私のケースは、発達障害、それにともなう2次障害も含む重い内容でしたので、私が対応する中で、見えていなかったこと、気を付けるべきことを丁寧にそして、癒されるお声で洋子先生が教えてくださいました

メンタルの問題は、とにかく深いです。本を読んだりしただけの生半可な知識では全く対応できません。対応してはいけないのだと思います。人の心の部分を理解する仕事である以上は、この領域を避けて通ることはできないことも理解しました。相談者も同様に苦しんでしまう危険性があるということを改めて実感しました。

この研修で教えていただいたことをきっかけに、さらに勉強を深めていきたいと思います。

 

Yさん

自分の中で覚悟を決めて申し込み、必死で向き合った第3期指導スキルコンサルテーションについていま改めて思い返してみると、回を重ねるごとに確実に成長していく自分を感じることができたことを実感しています。

ケース記録の作成・当日の受講・受講後の振り返りレポートの作成、これを毎回繰り返したことで、それまで漠然としていた自分の強みと課題が明確になりました。とりわけ「気づき」で終わることなく「今後何をするか」具体的な行動レベルまで求められた振り返りレポートの効果は大きかったと思います。

受講後の成長については、スキル面はもちろん、キャリアコンサルタントまた指導者としての在り方の面でも実感しています目の前の相談者や事例提供者を心から大切に思う自分がいるのです。田中先生の下で学んでいなかったらここまで変われていなかったと思います。

人としての成長、キャリアコンサルタントとしての成長、指導者としての成長、すべてが叶うこの研修をたくさんの方に経験していただきたいです!

 

Kさん

田中先生の講座を受講できた3日間は、他では得られないほど贅沢で貴重な学びの場だったと言えます。今回はオンライン研修となりましたが、むしろ集中して講座に臨むことができ、濃密なご指導を受けられるので1日受講すると身体はぐったりなのですが、頭は熱く、いつも軽い興奮状態でした。自分自身では気づけなかった切り口や自分自身の思い込みなど様々な発見がありました。春秋先生と洋子先生のお二人から丁寧にそして具体的にご指導いただくことで、自分の課題がいくつも浮かび上がってきました。指導スキルを身につけるために学び始めたつもりでしたが、改めて基本から見直すことで、自分自身がキャリコンとしてもまだまだであることも認識し、何をしなければならないかがわかってきた気がします。また全国から、意欲的なメンバーが集まりましたが、皆さんのモチベーションの高さや向学心にも刺激を受けました。そしてそれぞれが様々なケースを出していただけることで、自分では体験しえなかったケースの学びも深まりました。つい、目の前の事柄にとらわれがちでしたが心理臨床的な問題についても配慮し、その知識についても学びを深めなければならないと思いを新たにしました。

指導スキルを身につけることは、自分自身のスキルアップのためだけではなく、キャリアコンサルティングを一般に定着させ進めていくためにも必要なことだと思います。スキルだけではなく本質を考えられるこの機会を十分に生かしていきたいと思います。

 

Oさん

➀仕事上、事例指導をしなければならない立場になり、自分なりにやってはみたものの、「これでいいのか?」と何か不全感が残ることが多く、自分の指導力に自信が持てませんでした。この指導スキルコンサルテーションは1期、2期の募集の時も知ってはいましたが、対面でのワークショップということで、移動時間が長い地域からの参加には二の足を踏んでいましたが、私にはコロナ禍の数少ない功績と思える「オンラインでの受講」という機会に恵まれ、早速応募しました。

3回のコンサルテーションでは、これでもかと自分と向き合う時間を持たされましたキャリアコンサルタントとしての考え方や対応の癖は、そのまま指導者としても出てしまっているのを、嫌というほど思い知らされました。こう書くと辛い苦しいものなのかと思われますが、そうではありません。コンサルテーションを受ける度に、一緒に学ぶ仲間や春秋先生との温かい時には熱がこもった対話の中で、自分の中に気づきが生まれ、それが楽しみになる、そんな時間でした。これから受講したいと思われる方にも、そんな時間を味わっていただきたいと思います。

②元々、私が活動している領域は、メンタル上の問題を抱えながらのキャリア相談が多く、他のキャリアコンサルタントの方から「難しい領域で働いているね」などと言われることがありました。これまでの事例指導は精神・心理臨床の先生、そしてキャリア専門の先生に、と別々に受ける機会とはありました。それはそれで勉強にはなるのですが、「では、明日からの支援はどうしたらいいのか?」と思うことも度々ありました。今回の指導スキルコンサルテーション(3期)では、「通常のキャリア相談ではないので、もしかするとご迷惑かな」と思いつつ、事例相談者として、現場で本当に困っているケースを提出させていただきました。もちろん、キャリアコンサルタントとしての在り方や考え方を指導していただき、自分を見つめ直した貴重な時間でした。それに加え、心理臨床とキャリア両面からの洋子先生の幅広い視点や深い洞察をお伝えいただいた時に、それまで見ていたクライエント像やそれを取り巻く環境が、ガラっと違って見えたのを覚えています。そして、その視点を携えてクライエントと向き合うと、こちらの心持ちがクラエイントに伝わるのか、クライエントが自然と変化していきました知識と視点を広げることの重要性を、身をもって感じました

実際に、私のキャリコン仲間でも、メンタル面の問題を抱えたキャリア相談を受け持っている人も多いです。キャリアコンサルタントとして、必ずしも心理臨床の詳細な知識が必要とは思いませんし、自分の力の限界以上の支援をすることは倫理上許されないことではありますが、キャリアを支援する上で、ある程度のメンタル面の知識は持っていた方が、より深い支援ができますし、なにより困った時に相談できる場があることは、とても心強く感じています是非、今後も機会があれば、相談したいと思っています。

 

Eさん

➀参加した方は、キャリコン指導者、キャリコン自身いずれものスキルの根底にある「自己理解」を深めていくことができると思います。私は、事例相談者の課題を適切・柔軟に捉え、本人が納得でき、課題に意欲的に前を向いていくことを目指していました。が、実は自分の視点を相手に気付かせ、早く先に進めようとしていたようです。この姿勢はどこからきているのか、まだ見えていないこともありますが、意識するきっかけになりました。活動領域や経験も異なる他のキャリコンからのFB、その多様性も活かして指導される田中先生の発言の内容と伝え方を通して、自分の傾向や偏りも実感できました。同時に、先生の伝え方はリアルな指導者モデルとして学べます。また、適切なコンサルを受け、課題だけでなく私の場合は、手探りで始めた連携や働きかけに光が見えたようで、その後のキャリコンでも励みになっています

②何と言っても、洋子先生の知識と経験からの指導には、CLに対しての温かさがあります。その温かさが適切・的確、柔軟なCL理解に繋がり、そのCLは事例提供者だけでなく、全員の向こう側にいるCLへと繋がるものだという、想いが伝わってきました。具体的な指導では、特に脳科学的な視点からのアドバイスなどはCL理解や対応に非常に役に立ちました臨床的なCLに苦手感があったり行き詰まりかけている方は、エビデンスを基にCLを適切に理解した関わり方と同時に、関わる際のマインド、また、いかに研鑽続けるか、どんな連携をしていくかなど、できることやしたいことのヒントがハートフルに得られると思います

 

Mさん

➀私は地方で活動しているキャリアコンサルタントです。以前から田中春秋先生の「キャリアコンサルティング指導スキルコンサルテーションプログラム」の受講を希望しておりましたが、3期生はオンラインにてご指導いただけると知り、今回強く希望し、機会を頂くことができました。

私はいままでの学びや経験を通して、自分の課題と感じていることがあり、以前から自分なりに取り組んでいるにもかかわらず、なかなか前進できていませんでした。今回は自分の課題と真正面から向き合う時間にしたいと思い参加しました。

指導スキルコンサルテーションを受講する中で、自分のキャリアコンサルティングや事例指導について丁寧にふりかえり、自身の課題に向き合い、PDCAを実践しました。春秋先生からは、具体的にどのように課題に取り組むのかをご指導いただき、洋子先生からは、「深い傾聴」等広く考え方の基礎となること等も教えて頂きました。また、自分の強みや多方面からの視点等も再確認することができました。さらに、今回の研修では、様々なフィールドの方と関わり、様々なケースや考え方を知ることができました。3日のセッションでは毎回違う方から異なる視点でのフィードバックを頂くことができ、大変参考になりました。

最後に、指導スキルコンサルテーション参加にあたり、受講目的や自身の課題を明確化することで、より成長につながると実感しています。自分の課題に真正面から取り組むことは簡単ではありませんが、春秋先生からも洋子先生からも、課題に向き合うヒントと勇気を頂き、安心して自分自身と向き合うことができました。本当にクライアントの役に立つキャリアコンサルタントの育成を目標に、これからも一歩一歩取り組んでいきます。

②私が担当している相談者の方は、キャリア領域の相談(就職に関する相談等)が主ではありますが、その背景にコミュニケーションに困難を抱えている等、クライアントの特性に合わせた個別の配慮を要するケースが増えています。

心理臨床的問題を抱えている可能性があるクライアントに対し、キャリアコンサルタントとしてどのように関わることがクライアントの役に立つことになるのか、様々な支援ニーズ、適切な見立て、キャリアコンサルタントの支援の範囲、専門機関への連携の難しさ等、目の前のクライアントに寄り添いながら、自分に何ができるのかを悩む日々です。

今回、心理臨床的問題を抱えている可能性があるクライアントのケースについて、洋子先生から「決めつけない」という前提でいくつかの視点を教えて頂き、大変勉強になりました。様々な支援が求められる現在の社会において、心理臨床的な視点も含めた「視点の広さ、深さ」は本当に大切だと感じました今後もぜひご指導頂きたいと考えております。

 

Fさん

今回、初めて春秋先生より指導を受けました。

「知識・スキルについて、プレイヤーとしても問題ないと思いますが、指導する側としては課題があります。(中略)変化できる人だと信じるので伝えますが、上記課題に向き合わないとプレイヤーとしてもやがて頭打ちになると思います。」とは、研修が始まる前に先生よりいただいた言葉です。略したところに課題が的確に書かれてありました。直視しないようにするか、成長のベストタイミング&環境だと捉え挑戦しようとするのか、一瞬、心が揺れました。振り返ると、これまでとにかく褒めてくれる指導者ばかりを選んできたことで、自分の実力を観る機会を逃してきたことに気づいたのです。

これほど真剣に、私にある多くの課題を見える形でテーブルに置いてくださったのは春秋先生が初めてでした。もちろん今も、引き続き課題に取り組んでいます。というか、課題が自然と私に寄ってきている感覚です。指導者を目指す云々の前に、キャリアコンサルタントである限り避けて通れない自己理解と、プレイヤーとしての成長に向き合うことがいかに大切で難しいことであるか。それを研修前のメールのやりとりから、ひとりひとり丁寧に向き合ってくださった春秋先生の想いに触れ、一緒に学ばせていただけたことに今は感謝しかありません。

この感想を読まれているほとんどの方は優秀で私のような感覚はないと思われますが、自分はまだまだかも、でも気になるという方にもぜひ応募していただきたいです。この機会を、ぜひチャンスに!

 

Mさん

2021.8~2022.4にかけて計3回オンラインで受講しました。まだまだ未 熟な身で受講させていただけたこと本当にありがたいことでした。直接春秋先生、洋子先生、月都さんにお会いして受講したい思いもありましたが、地方に住んでいます ので自宅に居ながら移動なく受講できたのはありがたい部分もありました。受講した1日はとでも濃厚で色々な学びであふれて少しずつ時間をかけてかみ砕いて理解をしていくという感じでした。他の受講生の方とのセッションの中自分のふがいなさに情けなくなることも多々ありましたがクセや不足していることを春秋先生の厳しくも温かいご指導により気づくことがいっぱいでCLの役に立つ相談・指導ができるようにもっと頑張ろうと前向きになれました。春秋先生のような指導関係が遠い遠い将来築けるようになればどんなに多くの方の役に立てるだろうとひそかに遠い遠い目標として(多分生きてる間には叶いません)日々の相談業務に取り組んでいます。

できていないことと向き合うこと(苦しいけど)、それを受け入れ修正、改善できること、また3日間の受講後の自分の成長を感じることができると思います。冒頭 にも申し上げましたが、知識も経験も指導者としては不足している部分が多い私です が、「私なんぞが受講していいのか」と思いながら受講させていただきましたがあの 時、勇気を出して申し込んで本当によかったと今は思います。貴重な経験でした。本当にありがとうございました。

②「深い、ほんものの傾聴」「深い共感的理解」ができるようになるために課題図書を 拝読し(深い深い内容で四苦八苦しましたが)洋子先生のとても温かい、けれども的確なご指導をいただき未熟な私ですが、CLのことをもっと深く理解できるようになるため、CLになりきる「相手と同じ景色を見る」ことを日々意識し相談を行っています

   CLがどういう心理段階にあるのか、それに対してどう支援するかということをより 深く考える機会となりました得るものが多く本当に受講できてよかったと思います。本当に奥が深くて今も気になったら諸富先生の本を開けて繰り返し読み返すので すが、やはりまだまだ咀嚼しきれず、なんとなくこういうことかなぁと考える日々で、継続して学んでいくことの大切さをひしひしと感じています。

   また、日頃からどのように関わればよいのか難しいとなと思っていたケースについてご相談できて、自分の対応の至らなさ、知識のなさを痛感しましたが、私自身も楽になりましたし、今後の相談で以前よりCLの役立つ時間にできる学びがたくさんありました。本当にありがとうございました。

 

Tさん

➀課題と捉えられていることや気づけていない課題までを明確化、乗り越えるための考え方など教えていただきました。安心安全な場所で自身と向き合い成長できる場所です。そこには素晴らしい仲間もいます。個々人が課題に取り組む姿勢には感動があり、自身の課題と似ていて客観視もできました。先生方の問いかけも心開かせて気づきを促す、優しく時に厳しい成長のためのアドバイスがちりばめられています。チャンスを手にされた皆さ

んは本当にラッキーです!どうぞご自身と向き合い素晴らしい成長を手にしてください!

洋子先生の様々な視点からポイントを押さえ、大切なことを理解できるように促す力から、多くの学びと気づきを頂きました「相談者のお気持ちを味わい尽くす」とあり私は『分かった』つもりになっていたことに気づかされました。また、自殺企図の相談者への連携を含めた支援など、的確にアドバイスしていただきました。そのおかげで、もっと寄り添えるカウンセリングができるようになったと感じています。情勢の著しい変化ととも

に悩みが深くなり、心身に症状が出ている方も増えているように感じています。心理臨床に詳しい洋子先生のアドバイスは、本当に心強いです。ありがとうございました。

 

Mさん

➀本当に役立つキャリアコンサルタントを目指す、という強い気持ちがあるなら是非、お勧めします。3日間の指導スキルコンサルテーションとは「指導スキルだけでなく、CC自身の成長も目的」という募集要項に偽りなし、とても広くて深いものです。私はこの仕事を目指して基礎から学び直し、実践しながら多くの講座を受けてきましたが、これまで、気になってある程度向き合ってはいたものの改善できていなかった部分に対して、これまでと違った視点で捉え直すことができ、大きく成長できたと感じていますそれはやはり痛いもので、逐語記録の作成を気持ちの面で辛く感じたりもしました。予想以上にできない自分のスキルのなさ、的確なご指摘だけに打ちのめされて落ち込みましたが、何とか向き合い、大きな気づきを得て、3回終わった時には心地良い疲れを感じました。

また、一緒に学んだお仲間には憧れあり親しみあり、今でもやさしく一生懸命な声を覚えています。素直にモヤモヤした事例を取り上げたので、長くなってしまったり至らなさ満載だったりしましたが、先生も皆さんも温かく、緊張しながらも安心して検討でき、視野の広がり気づきは驚くほどでした。

私は指導スキル勉強不足ではありましたが、タイミングを逃さず意欲と時間が持てましたら頑張って頂き、何かの機会にご一緒できたらと思います。

新しく洋子先生のコンサル講座もできるとは、私も何としても受講したいと思います。3期の受講で障害のケースで指導役になったり、ケースとして出したりして、不甲斐ない思いをしました。田中先生が熱意を込めて指摘された言葉を今でもはっきりと思い出し、ありがたいと感じていますが、一方で洋子先生の気持ちに寄り添い、支えてくれる口調の指導もありがたかったです。

ある時は、お忙しい中、途中から見てくれていた洋子先生から最後にもらったコメントは、そこまで話していないのにわかってくれたと感じて感激しましたので、ケース指導も受けてみたいです。今回、少し教えて頂けた「ほんものの傾聴」をご紹介頂いた本で学んでいますが、直接のご指導で身につけることできたら、安定して役立つコンサルタントになれそうでうれしいです。

 

Iさん

①受講を終えて、しっかりと自分に向き合い課題や目標を意識できたことが大きな収穫であったと感じています。温かい雰囲気の下、先生方や参加している仲間と検討するなかで自分を開示でき、今まで漠然としていた改善点が明確になりスキル向上の方法も理解できました

宿題として、当日の指導の録音を聞き直して自分のスキルチェックと今後の課題提出がありましたが、提出した課題に対しても、具体的に丁寧にコメントをしてくださいました。私が、「CC視点の問題を探る」「何を望むかを探る」と書いていた点について、田中先生から「探ろう」とすると人はどうするのか・・・について具体的に説明をいただきました。自分の相談者との関わり方が、できているようで深くならない理由を知ることとなり、その後は意識して関わるようになりました。

②私は、メンタルカウンセリングとキャリアカウンセリングを行っています。メンタル不全の方のカウンセリングのなかでキャリアに関する悩みについて話し合う場面も多くあります。今回、メンタルに関する見立てや対応について洋子先生に関わっていただきとても勉強になりました。メンタル不全者とのカウンセリングであるにもかかわらずつい長時間の面談としてしまったことなど反省点も多くありましたが、洋子先生の温かいアドバイスは、今でも思い出して励みとなっています

また、春秋先生から「組織としては・・・」と、組織側の対応ということについての情報もいただき、カウンセリング以外に持つべき視座にも気づかされました

このように丁寧に学ぶ機会をいただけ深く感謝しております。春秋先生、洋子先生の愛ある指導を受け、私も愛ある指導ができるように歩みを続けたいと思います。

 

                                              以上